秋期限定栗きんとん事件(米澤穂信) |
小山内さんとは夏休みに別れてしまった・・・。そんな小鳩常悟朗を、手紙で呼び出す女性が現れた。一方、小山内さんにも新たな出会いが!?そんな中、学校の新聞部は連続放火事件を扱うことになった。次第にエスカレートする放火の規模。なかなか解決しない事件に、ついに常悟朗は解決に乗り出すのだが・・・。
「春期限定いちごタルト事件」「夏期限定トロピカルパフェ事件」に続くシリーズ3作目。
新聞部の瓜野は、学内新聞で放火事件を扱おうとするが、部長の堂島が難色を示す。だが、堂島を説き伏せ彼は放火事件を大々的に扱う。そして、瓜野の考えた通りの順番で事件は起こっていく。これはいったいどういうことなのか?そして、瓜野とつき合っている小山内さんがこの事件にどう関わってくるのか?さらに、小鳩常悟朗はこの事件をどう解決しようというのか?はたして、高校生が手に負える事件なのか?たくさんの「?」が、頭の中で飛び交う・・・。
よく練られたストーリーだと思う。登場人物の心理描写もよかった。読み応えのある面白い作品だった。
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